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ハードボイルド
現実世界では東京を始め、世界各国の都市や町で探偵が存在し、推理小説のなかでも探偵は様々な活躍をしている。推理小説の形態にひとつにハードボイルドと呼ばれる手法、作品がある。「ハードボイルド」と言う言葉そのものは、非常に多面的な意味合いを持つ言葉なのだが「推理小説」の一ジャンルとして使われる場合には登場人物の内面描写をあまり行わず、簡潔で客観的な描写を主体とした作品を指す。ダシール・ハメットの作品が嚆矢とされている。特徴的なのは、それまでの「推理小説」の主人公は、自ら行動を起こすことはあまりなく、提供されるわずかな手がかりを元に内面的な思索を深めて事件を解決する、まさに「推理」に重点を置く傾向が強かったのに対して、「ハードボイルド」の主人公は概ね行動的で自ら率先して捜査を行い、その結果を積み上げて解決に至る傾向にある。
犯罪捜査
そのため、それ以前の「推理小説」と比較して現実の犯罪捜査に近いことが多い。これは、ダシール・ハメット自身が私立探偵の経験があり、それを作品に生かしたからだと言われている。私立探偵やそれに類似する職業が主人公に選ばれることが多いため私立探偵小説と呼ばれることもあるが、必ずしも同じものではない。
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